説明@ ショックとスプリングが別になっていて更に左右がデッカイ鉄骨で繋がっているこの形状のことをトーションビームと言うのだ 主に低価格のクルマでFF車(前輪駆動車)に採用されている 同じような形状でFR車(後輪駆動車)の場合は車軸懸架式があり主にトラックや乗用車の場合AE86などに用いられている 一見素人さんには交換するのに面倒な感じがすると思うが、実は特別な工具を使うこともなくモノ凄くカンタンに交換できるのだ (゚∀゚) 今回の交換車両はミラ(L700)だ 関連項目 リアダウンサス交換(ホンダ車) |
説明A まず準備として車体全体をリフトで上げる DIYの場合は後輪をジャッキアップしてフレームにウマをかましジャッキを外す そうするとリアサスが完全に伸びきった状態になるのでタイヤ左右を外す 次に伸びきったスプリングを足回りごとジャッキを使って下から『少し』縮めるのだがトーションビームの形状でタイヤの真後ろで左右を鉄骨で繋げている(ワゴンRなど)のであれば画像のようにすればOKだが、今回の車両は前方に鉄骨がある(説明Cの画像参照)のでこの方法ではサスは縮められず車体が上がってしまうのでやってはならない (゚Д゚) |
説明B そんな時は片側ずつ作業することになる 下からジャッキで上げて少しだけスプリングを縮めたらショック下部を固定しているボルトを外す もし体力に自信がある人はジャッキを使わずにチカラで持ち上げながらボルトを外しても構わないよ (;・∀・) これらの作業はこのボルトを外すためなのだ リアサスが伸びきる限界とははショックが伸びきっている状態だからだ |
説明C ボルトを外せば更にスプリングが伸びる この状態でのスプリングは少しのチカラだけしか掛かっていないので更に足回りをプライバーなどを使って下げてちょっと強引にスプリングを引き抜く スプリングがブッ飛んでくることは無いので安心してくれ ε-(´∀`*)ホッ |
説明D もしスプリング内にあるバンプラバーがジャマでスプリングが抜けない場合にはバンプラバーを外してしまおう ほとんどで下からボルトを外すだけで外せる (´∀`) スプリングと一緒にバンプラバーを外す感じになるので、組み付ける時もスプリング内にバンプラバーを入れて同時に取り付ける |
説明E ちなみに説明Cで足回りを下げる際にはブレーキホースに注意だ あんまし下げるとブレーキホースが引っ張られてしまうので足回りを下げるのには限界がある Σ(゚Д゚) |
説明F スプリングを外したらラバーを外してダウンサスに移植する (・∀・) |
説明G 左が純正スプリング 右がダウンサス スプリングのピッチ(間隔)が狭い方を上にして取り付ける (`・ω・´) |
説明H スプリングエンドの位置が上下合っているか、スプリングの上下がきちんと収まっているか確認だ (・∀・) ※スプリングエンドの位置は若干ずれていてもOKだし、エンドの位置が無い車種もある |
説明I スプリングを車体に取り付けたら再びジャッキ登場! ∠( ゚д゚)/ また少し足回りを上げてショック下部を固定する これもジャッキを使わずチカラで上げてもOKだ |
説明J そうすりゃ〜完成だ! イェ━━ヽ( ゚Д゚)人(゚Д゚ )ノ━━イ!! 左右同時に作業しても構わない 素人さんは左右で1時間くらい掛かっちゃうカナ? 慣れてしまえば左右で10〜20分くらいだ |