説明@ 主にトラックで行うグリスアップ 摺動部にグリスを注入することで金属同士の摩擦による摩耗を防ぐのだ 乗用車であればそんなに負荷は掛からないのでベアリングなどを使用するが、トラックの場合は大きな負荷が掛かった状態で長距離や悪路を走行するので丈夫さを求められる構造が故に定期的なグリスアップが必要となる 自動車の他にも産業機器などにも使用されている (・ω・) |
説明A コイツがグリスを注入するための『ニップル』だ ブレーキのブリーダープラグと似ているが全く違うので要注意! Σ(゚Д゚) ニップルには注入したグリスが出ていかないよう内部にチェックバルブが入っている つまり、注入は出来ても出てこない構造になっているのだ だいたいニップルは砂やホコリで隠れてしまうほど汚れてしまうので、グリス注入前にウエスでキレイに拭き取っておこう |
説明B グリスを注入するためにはグリスガンが必要になる |
説明C シャシグリスって言われてるグリスの種類も様々だ このイモムシのようなジャバラのチューブの中にグリスが入っているモノをグリスガンにセットする 紫は柔らかめのグリスで、緑が硬めのグリス グリスの色は黄色だ 黒いグリスはモリブデン系で耐荷重に優れているが高価だ |
説明D それではグリスチューブをグリスガンにセットしよう (・ω・)ノ まずはグリスガンのフタを開け、フタ側にグリスチューブを回してセットする ギュウギュウに締めてしまうとグリスチューブのネジ山がカンタンにナメてしまうので強く締める必要は無い |
説明E 続いてグリスガンの本体側の底にあるチェーンを限界まで引き延ばす コレは内部にあるグリスチューブに圧力を加えるピストンを、グリスチューブが入るように一番底の状態にさせるためだ (゚Д゚) |
説明F 引き延ばしたままチェーンを横の溝に引っ掛けて固定する |
説明G その状態でグリスチューブを付けたフタを取り付ける |
説明H 最後に説明Fで固定したチェーンをフリーにすれば常時グリスチューブに圧力が加わった状態になるのだ コレで準備完了! (゚∀゚) |
説明I グリスガンの先端をニップルに挿し込む 状態が良ければ手を放してもグリスは注入できるが、状態が良くなければ外れたり継ぎ目からグリスが漏れたりする… (;´Д`) |
説明J あとはレバーを動かす度にグリスが注入されていく 画像では本体を手で押さえてないけど…撮影のため片手が使えないだけだからねっ! |
説明K すると隙間からブチブチッっとグリスがはみ出てる はみ出てきたら注入完了だ はみ出したグリスやニップル周りはウエスでキレイに拭き取っておこう よくあるパターンでグリスが入らずに漏れてしまう場合や、ニップルから注入したグリスが出てきてしまう場合にはニップル内部のチェックバルブの固着が考えられるのでニップルを交換しようね (´・ω・`) たまに注入中に説明Fの状態になる時があるので説明Hの状態に戻そう グリスガンの使用後は圧力を抜くために説明E〜Fの状態にして保管しておこう |