説明@ 交換する前に必ずブレーキフルードをスポイトや注射器のようなもので半分くらい(パットの残量による)抜き取っておく これは説明Hの作業をするとパッドが減った分ブレーキフルードの量が増える(正確には戻る)からだ もともと減ったままだったら良いがブレーキフルードを補充又は交換しているとこの作業をしないと確実に溢れかえる! Σ(゚∀゚ノ)ノキャー |
説明A 最もスタンダードなタイプのキャリパータイプのパッドを交換してみよう まずキャリパーとキャリパーサポートを繋いでいる上下2本あるうちの下側のボルトを外す 大体14mmか17mmだ |
説明B 外したら上側を支点にキャリパーを上に上げる もしキャリパーがサポートに当たって上がらない場合は上側のボルトも外そう 何も当たってないのに上がらない場合はパッドがキャリパー側に付いているタイプに多く見られる その場合はマイナスドライバーを使用してピストンを引っ込める方向にパットやキャリパーを動かしてあげればあっさりキャリパーが抜ける 参考になるかどうか解らんがバイクのフロントタイヤ交換説明CとHを見てイメージしてね |
説明C ちなみにキャリパーを上げたまま固定できずジャマ臭い場合は上側のボルトを外さなくても車体内側方向にキャリパーをスライドさせてあげればピンごとスポッと抜けるのだ これは下側のピンにも言えるコトだが、動きが渋い場合は一度抜いてキレイにしてグリス(基本パッドグリスでもなんでもいい)を塗って動きをよくしてあげよう! (゚∀゚) 最後にピンのブーツはちゃんとハマるように付けてあげてね |
説明D まぁ〜話がずれそうだから本題に戻そう ヾ(゚д゚;) パッドはローターの左右に付いているから(車種によりキャリパー側)両側とも外す |
説明E 左が新品、右が外したパッドだ 右の上下の部品はパッドとキャリパー又はピストンとの間に付いているシムと呼ばれる物だ 基本シムは再利用する 大体パッド側に付いていて、なおかつ汚れているから存在感がない ハッキリ言って別に 『無くした!』 『ツメが折れた!』 って付けなくても支障はないね… 外車や一部国産車は接着剤でくっ付いていて外れない |
説明F 新品約10mm、現在2mmだ 素晴らしい交換時期だね パッドは車種によって内外側で異なる形状になっているのがあるから外した通りに並べて確認しておこう 今回残量が少なくなると摩擦面より出っ張った金属がローターに当たってキーッと音が鳴るパッドセンサーが無いタイプだが付いているタイプはセンサーを移植する場合がある 元通り同じ箇所に付ければいいが解らなくなった場合はローターが前進方向に回転する際にパッドよりセンサーが前になるように取り付ける 内側のパットのみに付いている場合が多い |
説明G またちょっと話がずれるがピストンのブーツ内を小マイナスを使って見てみよう めくった瞬間液体がタラ〜っと出てきたらそれはキャリパーシールが劣化(又はピストン等の損傷)していてブレーキフルードが漏れている証拠だからキャリパーをオーバーホールするしかないね Σ(||゚Д゚)ヒィィィィ |
説明H 出っ張ったピストンを縮める(戻す)のに専用工具を使っても良いが、無くてもウォーターポンププライヤーを使っても戻せる ゆっくりと戻そう 一部車種のリアにはピストンを回して戻すタイプもある この場合はピストンの周囲に窪みがあるから解り易い 専用工具を使っても硬くてどうにも戻らない場合はピストンが固着している可能性が高い! そうなったらオーバーホールってよりも交換したほうが良い… ギャアァァァァ━━(|||゚Д゚)━━!!!!!! |
説明I パッドを取り付ける前にパッドグリスを塗っておく パッドの摩擦面(ローターとの当たり面)以外の接触している箇所全てに薄めに塗る パッドの場合サポートとの接触面 シムの場合パッド側全面(画像シムの裏側)とキャリパー側だ この車種の場合もちろん説明Eの丸いシムもだ ちなみにツメがあってパッドにガッチリ付けられるシムがブカブカになった場合はツメを曲げてガッチリはめよう |
説明J あとは取り付ける 昔の軽自動車で斜めに付いちゃう車種があったからキチンと取り付け確認はしておこうね キャリパーを降ろしてボルトを止めブレーキフルードの量を調整すれば完成だ (・∀・) [重要] ピストンが必要以上に戻しているから今度は出さなければ最初ブレーキを踏んだときペダルが底付く 組んだ後に必ず何度もブレーキペダルを硬くなるまで踏んでピストンを出しておこう でないと事故覚悟だ! (`・ω・´) |