説明@ 今回は三菱ミニカの後輪のハブベアリングの交換だ 走行していて速度が上がるにつれて音がゴーゴーと大きくなったりステアリングをどちらか一方に切って走行したら音が消えるなどがあればハブベアリングがダメになった可能性が高い Σ(・∀・|||)ゲッ!! FF車(前輪駆動)の場合はジャッキアップしてサイドブレーキを下ろせばタイヤは簡単にクルクル回る タイヤを速めに回転させてホイール中心付近に耳を近づけてみてゴーゴーと異音が聞こえれば交換しよう 放っておくと走行中にタイヤがロックしたり、最悪外れる恐れもある! |
説明A 前説が長くなっちまった ヾ(゚д゚;) 実習車はH41AのトッポBJだ 説明@の画像でセンターに付いている24mmのナットを外せばブレーキドラムが外れる ※サイドブレーキを下ろしてないとドラムは外れないよん |
説明B この車種の場合はドラム側の内側と外側に各1個ずつ付いている ココを中心にホイールは回転しているんだ (´・ω・`) 内側の方がベアリングの内径が大きいから適当な金属の棒を差し込んで外側ベアリングの内側に当てハンマーで叩けば外側ベアリングがボロッと外れる (´∀`) 注意はハブボルトが地面に当たってるとハンマーの衝撃でネジ山が潰れる恐れがあるから多めにウエスを敷いておこう 場合によっては油圧プレス機を使わないとベアリングを交換するのはキビシイときも… |
説明C 外側ベアリングが外れたら今度は同じ要領で内側ベアリングの内側を外側から叩いて外す この時内側ベアリングは地面と接触しているからいくら叩いても外れない (;´∀`) だからドラムの下に2つ土台を置いて中央を浮かせるのだ |
説明D 構成は超カンタン、たったコレだけの部品しか付いていない 内側外側ベアリングの中心にはカラーが入っているが、コレは@で外したナットを締め込んでいくとベアリングのインナーレース(Eで説明)がどんどんドラムの中央に寄ってしまいベアリングが破損してしまうので、このカラーで内側と外側のインナーレースを繋いでいるのだ (・∀・) 経験の無い人は外した部品の向きや表裏を覚えておこう |
説明E コイツがベアリング このタイプのベアリングの構造は内側の円形のインナーレースと外側の円形のアウターレース、そしてその間には金属の丸い球が幾つも入っていて焼き付かないようグリスも入っている そしてグリスが飛び出さないよう蓋(画像茶色)で密閉されている 外したら一応ダメなのかインナーレースを固定してアウターレースを手で回転させて引っ掛かりやゴロツキ感があるか確認しておこう 今回は内側ベアリングがゴリゴリになっていた ('A`) |
説明F 組み付ける際にベアリングが圧入されていた箇所をキレイにしてあげてから新しいベアリングを真っ直ぐ置いてアウターレースを均等に叩いて入れる ベアリングがそんなに大きくない場合はアウターレースとほぼ同じ径のボックス(ソケット)を使って叩く 入れている最中は鈍い音だが、底に到達すると高い金属音に変わる 油圧プレス機があれば便利だが… アウターレース以外は絶対に叩かないでね! ヾ(゚∀゚)ノ |
説明G 完成! ナットを締め付けたら手で回転させてスムーズに回転しているかどうか確認しておこう |