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ステアリングラックブーツ交換



説明@
過走行やクルマが古くなってきたりしたら切れてくるラックブーツ

もちろんコレが切れちゃうと車検は通らない (;´・ω・)
それどころか内部に水やホコリが入ってボールジョイントを痛めつけてしまうので、切れていたら交換しよう

最近のクルマは素材が違うから切れづらいけどね

今回の車両はダイハツのL700ミラ

説明A
構造は単調だが侮ってはいけない! Σ(゚Д゚)

適当に外して付けるとアライメント(トー)が大きく変わってしまう

トーが変わってしまうとタイヤが超早く減ったり、真っ直ぐ走ってるのにステアリングが斜めになったりしてしまうのだ

なので外す前に2つチェックしておけば全くといっていいほど狂わないので必ずやっておこう!

まずはタイロッドエンド、ロックナット、タイロッドにかけて真っ直ぐ印を付けておく

説明B
それともう一つ、タイロッドのネジ山の数を覚えておこう

この場合ロックナットまでの山の部分が8山だ (・ω・)ノ

例えば10山と谷の部分とか極力正確に覚えておく必要がある

もちろん谷の部分でも構わない

慣れてしまえば印を付けなくてもこの数を覚えるだけでもいい

説明C
さて、作業開始だ!

まずはロックナットを緩める

緩めるだけでいいよ (゚∀゚)



ステアリングの位置は基本的に真っ直ぐにしておけば作業に支障はないが、もしやりづらければ右若しくは左に切って自分のやりやすい位置にしようね

説明D
続いてタイロッドの六角部分を緩めていく





どんどん緩めていけば…

説明E








このようにタイロッドエンドから切り離せる (*´ω`*)

説明F
ロックナットを外してブーツのバンドを外す


このバンドは車種によってはゴムのOリングを使っている場合がある←昔のクルマ…

説明G
ブーツのギヤBOX側のバンドも外す

ネジ式のバンドもあればこのように再利用不可のバンドもある

その場合は容赦なくニッパで切ってしまおう (・∀・)

説明H









あとはブーツを引き抜く♪

説明I








(上)  新品ブーツ
(下)  外したブーツ

説明J
新品ブーツをギヤボックスに付けたら付属のバンドで締める

※先にバンドを通しておけば楽

説明K
このバンドは引っ張りながら締め付けて90度以上折り曲げ、あまりの部分をカットする(画像)

その後ハンマーなどで軽く叩いて180度折り曲げれば完成

元々強いチカラは掛からないので思いっきり締める必要は無い

この作業が面倒臭ければ針金を2周くらい巻いて締めても全く問題ない

太めのタイラップでもOKよ♪

説明L
あとはバンドとロックナットを通しタイロッドをエンドに締め込んで元の位置にすれば完成だ

元の位置とは山の数と印のことだね

画像のように微妙に印がずれてもこのくらいじゃ関係ない


ロックナットは強く締めないこと!
次緩まなくなっちゃうよ…
(;´・ω・)

説明M
ちなみに最後にタイロッド側のバンドを付けよう

タイロッドをエンドにねじ込むのに先にバンドを付けちゃうとタイロッドを回すのに重くなったりブーツがねじれたりするからね (゚Д゚;)

ブーツの端がこのようにちゃんと溝に入っているかも確認してね