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エアーコンプレッサーの選び方



インパクトレンチやエアーラチェット、タイヤゲージ、塗装に使うスプレーガンなどのエアーツールを使うにはエアーを発生させ圧縮して蓄えるこのエアーコンプレッサーが必要となる (゚Д゚)

整備工場などに設置してあるエアーコンプレッサーは大型なのでいくら使ってもエアー不足になることは滅多に無いが、一般家庭に設置するには電力が多過ぎて設置するのは困難だ (ノ∀`)タハー

小型と言っても種類は様々でどんなモノを買ったら良いのか分からないと思うので、ココでは一般家庭でも気軽に設置できる小型のエアーコンプレッサーで説明しよう

関連項目
エアーホース&カプラー

1.サイズ
我が家に設置したのは格安輸入工具で有名な『アストロツール』のモノを購入した

この画像を見て『おや?』っと思ったあなた
そう、普通エアーコンプレッサーは横型なのだがコイツは縦型なのだ Σ(゚Д゚)

どっちが良いということはないが、自宅で保管する際のスペース的な問題なので特に気にすることは無い
我が家の場合は横型だと物置に入らないので縦型をチョイス

こんなカンタンな事だが失敗するとジャマになっちまうから良く考えてから購入しよう
ただ、縦型は滅多に売っていない (;´∀`)

2.タンク容量
圧縮させた空気を蓄えるためのタンクの容量は小さいものでは数リッターのモノから多目のモノで40リッターくらいのモノまで様々だ
この容量が少ないとエアーを多く消費するインパクトレンチなどではエアー不足となりパワーは弱い (;^ω^)
30〜40リッターあればエアーツールは使えるが、エアー不足を感じたらサブタンクを接続させて容量を増やそう
ただ、サブタンクが大き過ぎると充填に時間が掛かってしまい、同時に常にエアーコンプレッサーは動き続けてしまいモーターの寿命を早めてしまうので本体容量より半分以下のサブタンクにしておこう

3.消費電力
電圧は整備工場に設置してあるエアーコンプレッサーは200Vだが一般家庭用の場合は100Vを選ぼう
そして電流(A:アンペア)だが、使用するコンセントは屋外のコンセントを使用すると思うが20Aや30Aなどのエアーコンプレッサーの場合はブレーカーが落ちてしまう可能性が高いので10A以下のモノをお勧めする
これは仕事量(W:ワット)とも関係するが、このWが大きければ大きいほどパワーがある(=エアーの充填時間が早い)のでエアー不足を解消できるが、よくネットで高出力2000Wクラスが売っているがブレーカーが落ちる可能性は大なので大きくても1000W前後のモノを買おう m9( ゚Д゚) ドーン!

4.ピストン数
通常は空気を圧縮させるピストンは1個だがこのように2個付いているモノもある
画像で分かるかな?

2個の場合は単純に充填時間が早くなるのでエアー不足になりにくい
って言ってもピストン1個のエアーコンプレッサーの場合は1個が大きいので2個と比べてそこまで大差は無い 

そして見て分かる通り電気部品丸出しなので雨などの水分がかかってしまうと故障や感電の危険があるので厳禁だ (`・ω・´)

5.騒音
エアーコンプレッサーが作動している時の騒音は大きい
例えるなら原付に社外チャンバーを付けた小僧のような『バババッババ!』っと爆音だ!
こうなっては近所迷惑になり閑静な住宅街では使えたモノじゃない ヽ(`Д´)ノウルサイゾ!
ただ、それを対処した静音タイプもある
この場合は軽自動車のアイドリングより静かだ(エアーラチェットの音の方がウルサイ)
静音タイプなら近所迷惑を気にすることなく使えるので断然コチラの方が良い
ちょいと高価だが… (;´∀`)

6.電源
エアーコンプレッサーのコードでコンセントから電源を取れるのであれば問題ないが、どうしても延長したい場合は延長コード(←アースについても記載)に気を付けなければならない

例え8Aのエアーコンプレッサーでも電流は起動時瞬間的に数倍になるので、使用電流の2〜3倍の容量のコードを使用する

長ければ長いほど、そして細ければ細いほど抵抗が大きくなり電圧の低下や熱を持つので極力短く太い配線の延長コードを選ぼう

2000Wクラスなどの高出力エアーコンプレッサーの場合は配電盤から直に電源を取ることをお勧めする (´ε`;)

7.結果
我が家に設置したアストロツールのエアーコンプレッサーだ
[スペック]
・38リッター静音タイプ
・ツインピストン
・100V
・6.8A(50Hz)/8.4A(60Hz)
・780W(50Hz)/800W(60Hz)
[実測結果]
エアー残ゼロからフル状態までの充填時間:4分36秒
連続使用時間(フル状態約0.8kから再起動圧約0.6kまで):15秒
再起動しフル状態までの充填時間:1分38秒

基本的に海外製が多いが、購入後組み立てる(超カンタン)のにやはり作りは雑だが使用するのに問題は無い
細かいことは気にしちゃダメだ
この一般的なスペックでインパクトレンチやタイヤゲージなど十分使えるが、再起動圧(約0.6k)まで下がるのが早めなのでガンガンエアーツールを使うとなるとサブタンクを追加しないと正直キツイ
実際38リッタータンクでタイヤ1本外せば0.6kまで下がるし、25リッターのサブタンクを追加したところでタイヤを1本〜2本外せば0.6kに下がる
エアーツールで0.6kは弱過ぎて使い物にならないのでチカラが弱くなったらワザとエアーツールを空回りさせてエアーを消費させ再起動圧まで下げてタンクをフル充填させてから再度使おう
まぁ〜自宅でのんびり整備するくらいならこのスペックで十分だ ( ̄ー ̄)bグッ!
不自由なくエアーツールを使いたいのであれば200Vの大型エアーコンプレッサーを買うしかない
インパクトレンチについても安物だとチカラが無く、エアー圧が下がると更に使い物にならないので最低限パワーのあるインパクトレンチを使おう