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タイヤの空気圧



車に興味が無い人はそんなに考えたことが無いであろう『空気圧』について説明しよう
そもそも何でタイヤに空気が入っているかと言うと、空気を入れることによってクッションの役割をするので段差などで車体に加わる衝撃を和らげる働きがあり、さらに変形させることによって地面との接地面積を確保している
つまり常にタイヤの地面と接触している部分は平ら(よく言われているハガキ1枚分)になっている (`・ω・´)

例えば固いゴムの塊だとすればもの凄く乗り心地が悪くなるし地面との接触面はハガキ1枚どころか横線1本のみになってしまい滑り放題になってしまう Σ(゚∀゚ノ)ノキャー

なのでタイヤに空気が入っているのだ
でもその空気の量(圧力)はどのくらいなのであろうか?
それは各車両によって空気圧は異なる
自分のクルマの空気圧を見てみよう

運転席側ドアを開けた車体側やドア側にステッカーが貼られている
外車だと給油口のフタ裏が多い
実際のタイヤに記載されているサイズを確認して入れよう

ちなみに単位は
・kgf/cm2・kpa・psi・bar
の4種類があり昔はkgf/cm2が主流だったが、現在では国際単位のkpaが主流だ
なので画像でも200kpa(2.0kgf/cm2)の2種類記載されている

実際の単位は1kgf/cm2=98kpaだが、1kgf/cm2=100kpaと計算し易いようになってるのが分かるね
最近のタイヤゲージの単位もkpaになっているのでコッチで慣れておこう
人や荷物を多く載せる際にはタイヤにも負担がかかり潰れ気味になるので、乗用車では規定値+20kpaくらい多目にいれておこう
インチアップなどをしてサイズが記載されていない場合で扁平が45や35など薄いタイヤは、ほとんどの場合で標準より高く入れる Σ(゚Д゚)
そのほとんどで250〜270kpaくらい入れておけば問題ない
あんまし無いが例えサイズが合っていてもタイヤメーカーによって空気圧が異なる場合がある
もちろん国産のタイヤメーカーはJATMA規格なので規定値でOKだが、海外製のタイヤに多いETRTOスタンダード規格の場合は若干多めに、更にETRTOエクストラロード規格(XL規格)の場合には規定値より約40%近く多く入れなければならない
扁平タイヤともなれば300kpa超えは当たり前だ Σ(゚∀゚ノ)ノキャー
これを守らないとタイヤが破裂する『バースト』や異常な片減り、タイヤ側面(サイドウォール)を損傷してしまう
だから安物アジア製タイヤを履く場合には空気圧を守らないとすぐダメになる=評判が悪いのだ
空気圧を守らない(知らない)人が悪いんだけどね… (;´∀`)
では空気圧が多過ぎたり少な過ぎた場合はどのような現象が起きるのだろうか?
●規定値での空気圧の場合
規定値の場合はタイヤ表面の地面と接地している部分がほぼ均等になっているので車重もほぼ均等に掛かる
つまりタイヤの表面は均等に減るのだ

でも実際はステアリングを切ったり荷物や乗車人数による車重の増減、アライメントによっても変わるのでどちらかと言うとタイヤの内側の角や外側の角、または両角が早く減り始める

※画像はタイヤを正面から見た断面図

●空気圧を入れ過ぎの場合
空気を入れ過ぎてしまうと地面と接地している部分がどんどん丸くなってしまう

図はかなり極端だがイメージ的にはタイヤの中心付近に多く車重が掛かり、タイヤの両角付近に掛かる車重が少なくなる
つまりタイヤ両角の山はあんまり減らず、タイヤの中心付近だけが早く減ってしまう

こうなるとタイヤは固くなるので乗り心地も悪くなるし滑りやすくなる

●空気圧が少な過ぎる場合
空気が少な過ぎると地面と接地している部分が歪んでしまう

こうなってしまうとタイヤの両角に車重が多くかかってしまい、逆に中心付近には車重が少なくなる
つまりタイヤの中心付近はあんまり減らず、タイヤの両角だけが早く減ってしまう

そしてタイヤ側面(サイドウォール)も『くの字』になってしまうので損傷しやすい
正直空気圧はピッタリでなくても大丈夫だ
例え10kpa多かったり少なかったりしてもこのぐらいでは何も起こらない −y( ´Д`)。oO○
ゲージによって10〜20kpaの誤差がある場合もあるしね
そこまでシビアな世界ではないのだ
シビアなのはレーサーくらいじゃないかな?

空気圧はせめて1〜2ヶ月に1回くらいは点検しておこう
今までの経験上規定値+20kpaが一番良いね ( ´∀`)bグッ!