今回よく使うボルト・ナット・ネジの3種類について説明する 画像のような形のボルトナットだけではなく例えばホイールを固定しているハブボルトやホイールナットも同じ種類だ ネジの知識は通常の作業時のみならず、 『ネジを無くしちまった!』 『部品を固定したい!』 ってな時にも役に立つ イザッって時用にある程度の種類や数は予備で持っておきたいね オイラの場合は全部でバケツ1杯以上は持ってるかな…? もちろん探しやすいようサイズごとに分別しているがね ( ´∀`)bグッ! |
整備をしていてよく見かけるボルトのサイズだ @M6×1.0 AM8×1.25 BM10×1.25 CM10×1.5 DM12×1.25 見ても分かる通り細いボルトから太いボルトまで様々だ (゚∀゚) ボルトに大きな負担が掛からない箇所には細目のボルトを使用し、負担の大きな箇所には太目のボルトを使用する そして太ければ太いほど締め付ける力も大きくなるのだ この種類の中でも最もよく使うのはナンバープ |
例えば画像のようにM12×1.25というボルトで説明すると『M12』は太さ12mmを表し『1.25』は溝が切ってある山から山の間隔(=ピッチ)が1.25mmであることを表す M6×1.0では6mmの太さで1mmの間隔という意味になる 例え同じ太さのM10だとしても1.25と1.5ではピッチが異なるので入るワケもなく、ナット側のピッチと合わせなくてはならない ボルトを締め付けている最中ボルトに外部からの負担が無い状態にて溝の部分が異物などで汚れてなく変形もないのに締め込むのにチカラがいる場合にはピッチが違う可能性が十分にあるから要注意だ |
スパナやメガネ、ソケットにて回す場合は六角形状になっている面の対角線上の距離が使用する工具サイズとなる つまり画像の矢印間の距離が14mmだとすると14mmの工具を使用し、10mmであれば10mmの工具を使って締めたり緩めたりする 先に説明した大きさ別画像の場合の使用工具サイズは一般的に @10mm A12mm B14mm C14mm D17mm となっている ボルトが太い=強く締め付けると説明した通り工具をかける箇所もより力が入るよう大きくなるのだ |
長さも短いのから長いのまで様々存在する もちろん厚みがあるものを固定しようとするのであれば長いボルトを使うが、間違って必要以上に長いボルトを使った場合ボルトが底まで達してしまい部品を固定できなかったり、ナットを貫通し過ぎてその先の部品にボルトの先端が当たって破損したりする `;:゙;`;・(゚ε゚ )ブッ!! 逆に短過ぎるとかろうじてナットにねじ込んでいる状態となり締め込んでいる最中すぐにナメってしまったり、締まったとしても強度不足で部品が脱落してしまうこともある 長過ぎても短過ぎても良いことは何も無い 部品を固定している同じような数本のボルトでもボルトの長さや溝の長さが若干違うというケースは多々あるのでよ〜く確認しよう |
サイズはボルト同様に数多くある | M6×1.0のボルト&ナットの例 |
大きさや太さも様々だ 主にクルマの内装品の取付けやアンダーカバーに多く使われている つまり支えるものが比較的軽くネジに負担がほとんど掛からない箇所に使われているのだ 『それじゃ〜ボルトやナットでも別にいいじゃん』 って思う人もいるであろう (゚Д゚) 利点はコストが安く済むってのが一番大きいね 作業面ではピッチが広いのでネジ脱着時の回転数が少ないのでラクだ その結果コストダウンが進み現在ではほとんどの車種でビスの代わりにオールプラスチック製のクリップを使っていて脱着も1〜2秒で出来ちゃう時代になってしまったがね… Σ(´∀`;) |
ねじ込む側は主にプラスチックの塊や板状の金属となり、いずれもねじ山は切ってない プラスチックはネジが溝を作り、穴が開いている板状の金属の場合はネジ側の溝が穴に沿って締まる なので締め込む際の抵抗が大きいので手締めはほぼムリだ そして太さが合っていればピッチは関係ないことになる その他には補修や社外部品を内装など樹脂製品に固定したい場合、ネジの太さより細めの穴を開けてネジをねじ込めば固定出来る ネジの締め付けは強く締め込むことはまず無い ドライバーを指二本でキュッと締めれば緩むことはまず無いのだ す〜ぐにナメっちゃうからね! Σ(゚∀゚ノ)ノキャー |