梅ぼしのたね 〜趣味の部屋〜

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ワッシャー


ネジをそのまま付けても構わないがワッシャーを使うことで様々な効果がある
そしてワッシャーにはもうひとつ、スプリングワッシャーってのもあるから覚えておこう
1.ワッシャー
通常ボルトを締め付けるチカラはボルトと部品との接触面(六角と同じ大きさの面)に加わるが、その部品の材質がプラスチックやゴムだった場合締め込むとボルトが部品に食い込んでしまい部品の穴が広がってしまったり部品を破損しかねない Σ(||゚Д゚)ヒィィィィ
食い込んでしまうと部品を削るようにして回すようになるから締め付けトルクが変化してしまう場合もある
それらを防ぐために部品との接触面積を大きくしてチカラを広くさせボルトが食い込まないようにするのだ
ワッシャーは社外部品取付け時や自作加工などの際によく使うので予備を多めに持っておこう (゚Д゚)

サイズは大小様々だがボルトの太さとほぼ同じ穴のワッシャーを使うのが基本だ

もちろんワッシャーの穴に対してボルトが太いと入らないが、ボルトが細過ぎる(=穴が大き過ぎる)とボルトを締め込む際にワッシャーが大きくずれたり、締めるチカラが不均一となってしまう

ワッシャーは後付けとしてボルトに付けられるが、落ちないようボルトの頭と溝の間にハマって外れない構造の物もある
純正のボルトで多いね



画像右ののボルトは六角部分の下側が丸くなってい
るのが分かるかな?
この場合はワッシャーを使わなくてもいい場合が多い
ボルトにワッシャーを通すとこんな感じだ

2.スプリングワッシャー
ワッシャーとは違い一部が切断されていて約厚み分だけズレている Σ(´Д` )
これは締め付けた際にズレがなくなり平らになるのだが、逆にズレが戻ろうとするチカラがボルトに加わる
そのチカラがボルトの緩みを防ぐ
つまりスプリングワッシャーは『緩み止め』だ
サイズはワッシャー同様ボルトの太さに合った物を使う

外している状態でこのズレが無くなってしまっている場合は完全に機能を失っているので新品に交換だ

社外部品取付けなどの改造時にコイツを使ったほうがいいのかどうか悩む人が多いと思う
主に緩んでほしくない箇所に使用するが、もちろん全てのボルトは緩んで欲しくないよね?
『こんなのはほとんど意味が無い』
って言う人もいる ( ;゚Д゚)y─~~

それはオイラも同感で実際に純正のスプリングワッシャーを車体から外してみると大体はズレが無くなってしまっているからね
オイラはボルトを締め込む側の材質がアルミやプラスチックなど、あんましトルクのかけられない箇所でM6など細めのボルトで固定する場合や振動の多い箇所に一応使っているが…
でもやっぱしいらねぇ〜か!? (;´∀`)


ボルトにスプリングワッシャーを通すとこんな感じだ スプリングワッシャー+ワッシャー