梅ぼしのたね 〜趣味の部屋〜

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整備で使うウエス



整備をする際には必ずといっていいほどウエスが必要になってくる
もちろんDIYでオイル交換などカンタンな作業でもだ (゚Д゚)
整備工場で使うウエスはほとんどの場合、業者さんのウエスを使用するので丈夫だし、汚れたら勝手に交換してくれるので何も気にすることは無いが、DIYの場合はウエスを自分で調達する必要がある

その場合、ほとんどの人はこのような使わなくなったボロボロのタオルを使うであろう

もちろん問題はない

大量にボロタオルを持っていて、無くなりそうになったらいつでも調達出来るのであれば容赦なく使い捨てて構わない

もし、容易に調達出来ないのであれば使い捨てずに洗濯して何度も使うのが良いでしょう

ボロタオルを一切持っていない人は新品のウエスを購入するしかないが、同様に使ったら洗濯して何度も使えば経済的にも楽になる
ボロタオルはオイル系に使用する場合は洗濯できるが、ドライブシャフトやハブベアリングなどのグリスをゴッソリ拭き取る場合は使い捨てとなる
でもボロタオルや衣類などを切ってウエスとして使う場合には注意が必要だ Σ(゚Д゚)
タオルや衣類、シーツなどを切ると断面がケバケバになって、そのケバがボロボロと落ちるのでエンジン内やベアリング内に入ってしまうと良くないってのは言うまでもないが…
ボロタオルでもケバが出るモノは使用する箇所を選ぼう
そして基本的には使い捨てだね

他にも毛布やセーターなど厚手かつ吸水性の悪いモノは使い物にならない


ボロタオルを説明してきたが、他にはペーパーウエスってモノもある
その名の通り紙でできた使い切りのウエスだ

『ティッシュペーパーでもいいんでねぇの?』
って思った人もいるであろうが、ティッシュの場合は水分を吸収するとすぐにボロボロになり、極小のケバも大量に出るので普通は整備では使用しない

でもこのペーパーウエスはボロボロになりにくく、ケバは一切出ない

しかしながらペーパーウエスは価格+使い捨てということを考えるとちょっと…って感じがする
そんな人には『キッチンペーパー』をお勧めする
画像のがキッチンペーパーだ
食品関係で使うモノなのでケバは出ず、厚さはペーパーウエスと比べると薄くて千切れやすいが問題なく使えるし、ボロタオルで説明した多量のグリスを拭き取って捨てることもできる
何より数ロール入って数百円なのでコストパフォーマンスは最高だ! (゚∀゚)
DIYでオイル交換しかしない人は一生分かもね(笑)

洗濯方法
さて、ボロタオルや作業手袋の選択方法を説明しよう (・ω・)ノ
洗濯機を使うかと思いきや…手洗いだ
洗濯機だと油分が洗濯槽に付着してオカンに殺されます
なのでウエス専用の洗濯機か手洗いで洗おう
ちなみに乾燥機は揮発した残油によって発火する可能性があるので絶対に使用しないように!

手洗いで洗濯するのに洗濯用洗剤でもいいが、工業用でないと多量の油分は落ちにくいので食器洗い用の中性洗剤をお勧めする

やっぱし油汚れには食器用でしょ!

詰め替え用であれば大量に入っているし、コストパフォーマンスもいい

でも、多量の油が付着したウエスや、デフオイルやミッションオイルなど強烈なオイルが付着したウエスは完全には落ちないので諦めも肝心だということを覚えておこうね (´;ω;`)

@まずはバケツに汚れ物を入れたら洗剤を適当に入れる
少ないと落ちづらいし、入れ過ぎても無駄だ
この大サイズのキャップ2杯くらいが丁度良いカナ?
A水を入れて揉み洗い
するとすぐに水が真っ黒になる
ひたすら5〜10分くらい揉み洗いしよう!
Bその後2時間程度漬け置きしたら再度軽く揉み洗いして排水し、よく水洗いして天日干しすれば完了だ
汚れが酷ければこれらを2度繰り返そう





最後の排水だが、分離した油分も含んでいるので風呂場や台所で排水するとヌルヌルしてしまうので、これまたオカンに殺されます
バケツの内側もヌルヌルするので洗剤で洗っておこうね (・ω・)

基本的にはウエスは消耗品なので、コストパフォーマンスを考えて大事に扱いながらも限界を感じたら新しいモノに交換しよう