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ブレーキフルード交換



説明@
油圧でブレーキを作動させるタイプには必ずブレーキフルードが使われているので定期的な交換が必要になる

もちろんワイヤー式にはブレーキフルードは使われてないよん
(´・ω・`)

交換車両はホンダVFR800(1型)


関連項目
ブレーキフルード交換(自動車)

説明A
では交換してみよう

まずはフロントのブレーキフルード交換からだ ( ゚Д゚)
+ドライバーでブレーキレバーの上にあるリザーブタンクの蓋を開ける

ブレーキフルードはこぼしたままにしてしまうと塗装などを溶かしてしまうほど強いのでウエスで覆っておく

もしこぼしてしまったら作業後でもいいので水で洗い流しておこう

説明B
蓋を開けたら樹脂製のキャップが付いているのでコレまた外す
Σ(゚Д゚)

説明C
さらにゴムのキャップが付いているので外せばやっとブレーキフルードとご対面だ
このゴム、ブレーキフルードの量が少なくなると負圧によってゴムの中心部が出っ張って空間を無くすものなので、もし出っ張ってたら元に戻しておこう(説明M参照)

車種にもよるが開けるとブレーキフルードが溢れ出てくる場合があるのでハンドルをリザーブタンクがなるべく水平になるような位置に切っておくことをお勧めする

このリザーブタンク内には砂などの異物が入らないようにね (゚∀゚)

説明D
各ブレーキキャリパーにはブレーキフルードを抜くためのブリーダープラグが付いている (・ω・)ノ

説明E
ブリーダープラグにメガネレンチ(おそらく8mmか10mm)を付けてワンマンブリーダータンクを接続しブリーダープラグを緩める

緩めるといってもクルクルと緩めるのではなく半回転くらいでいい

緩めると重力によって少量ずつ出てくるが気にするな (・´з`・)

説明F
んでブレーキレバーを何度も握ればその都度ブレーキフルードは油圧によって出てくるのだ

出しているブレーキフルード内に気泡が大量に入っている場合もあるが、これは緩めているブリーダープラグのネジ山からエアーが入ってしまっているので気にすることはない
(´-ω-`)

説明G
ブレーキフルードが出るということはリザーブタンク内の液量がどんどんと減っていくので補充しなければならない

ちなみにリザーブタンク内のブレーキフルードは絶対に空にしないこと

油圧シリンダー内に空気が入ってしまっていくらレバーを握ってもブレーキフルードは出てこなくなる
Σ(・ω・ノ)ノ!

もし空気が入ってしまった場合の対処法は説明Pにて

説明H
ブレーキフルード缶で直接リザーブタンクに補充してもいいがドバっとこぼす可能性があるので、そんな時は注射器を使って補充する

入れる量は適当で
とにかく空にしないように!

撮影しながらやってたらこぼしちゃったよ… (;´Д`)

説明I
ブレーキフルードをどんどん出すとキレイになってくる
ということは補充したブレーキフルードが出てきたってことなのでブリーダープラグを締めて完了となる
ブリーダープラグは軽く『キュッ』って感じでOK

これは出来ればだがブリーダープラグを締めたらレバーを握りながら一瞬だけブリーダープラグを緩めて締めてレバーを離す
勢いよくブレーキフルードが出るのでコレを2〜3回行えばキャリパー内部にあるかもしれない溜まったエアーを抜くことが出来る ( ゚Д゚)

説明J
作業後は必ずと言っていいほどブリーダープラグ周りはブレーキフルードが垂れているので水やパーツクリーナーでキレイにしておこう (゚∀゚)

説明K
あとはリザーブタンクの量を合わせれば作業完了となる

レバーが固くなってることも確認しておこう
ブカブカだとエアーが混入している可能性がある (;・∀・)

のぞき窓周辺に『LOWER』と刻印されているのが見えるかな?
これは最低量のラインなのでコレ以上に入れておくように

説明L
ではでは続いてリアブレーキフルードの交換方法だ

まぁ〜交換方法はフロントと変わらないけどね… (。-`ω-)

リザーブランクはシートの下だったり車体側面に付いている

説明M
フロント同様にキャップ類をひとつひとつ外す

Σ(゚Д゚)
コレコレ!
説明Cで言ったがブレーキフルードが減るとゴムは出っ張る!

これは元に戻しておこうね

説明N
もう細かく説明するまでもないがリアブレーキキャリパーにメガネレンチやワンマンブリーダープラグを付けてブリーダープラグを緩める

フロントとの違いはレバーでなくリアブレーキのブレーキペダルを手で押すことになる

説明O
んで量を合わせれば完了♪
(*´ω`*)

説明P
もしもリザーブタンク内のブレーキフルードが底をついてしまい、いくらレバーを握ってもブレーキフルードが出ずスッカスカになってしまった場合には、リザーブタンク内にブレーキフルードを入れてブリーダープラグを緩め注射器でゆっくりと抜けば油圧シリンダー内に溜まったエアーを抜くことが出来る

鋭い方! (゚д゚)!
そう、この方法を繰り返せばブレーキフルード交換が出来るってことだ

説明Q
ちょっとここからは番外編

ホンダ車でD-CBS(デュアル・コンバインド・ブレーキ・システム)と言って、ようは前後のブレーキが連動するシステムになっている場合、上のブリーダープラグはフロントブレーキのレバーを握ぎるとブレーキフルードが出るが、下のブリーダープラグはリアブレーキペダルを踏むとブレーキフルードが出る (・ω・)

説明R
リアブレーキキャリパーにも2か所
Σ(゚Д゚)

説明S
さらにはバッテリー付近にも…
(;´Д`)

通常のブレーキフルード交換では500mlくらいで十分足りるが、D-CBSのブレーキフルード交換の場合は1Lくらいは用意しておこうね