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ステーターコイル交換



説明@
さてさて、とうとうその時がやってきた

アイドリング状態で電圧が12.1Vになってしまったのだ(通常は約14V)
さらにエンジンの回転数を上げると11Vに… Σ(゚Д゚)
レギュレーターの故障も疑ったがステーターコイルの3本の出力線間の発生電圧(交流)を測定したらほとんど発生していなかったのでステーターコイルの故障確定だ

ちなみにもっと細かく症状を説明するとエンジン冷間時は正常電圧だが暖機後電圧が発生しなくなった

車両はVFR800(前期)
この車種の持病だ
まだ16000mileなんだけどなぁ〜

説明A
ステーターコイルの役割とは強力な磁石とコイルで3相交流電圧(エンジンの回転数や車種にもよるが約AC20〜70V)を発生させるモノだ
それをレギュレーターで直流にして約DC14〜14.8Vに制御する

クルマでいうオルタネーターだね

さて、前説はここまでにして交換作業開始だ

エンジン側面のカバーを外さなくてはならない (・ω・)ノ

説明B
その前に配線を外そう

ステーターコイルの配線はレギュレーターへ繋がっているのでカプラーを外す

説明C
配線はエンジン側面を縫うように通してあるのでそのまま抜いてしまうと取り付ける際に苦労する (;´Д`)

なのでヒモを結んで配線を抜けば取り付ける際に楽になる

説明D
というワケで配線が抜けました

配線が抜けたらヒモは外して構わない (・ω・)ノ

説明E
このカバーを外すとエンジンオイルが出てくるので下にオイルの受け皿を置いておく

オイル交換をついでにするのであればエンジンオイルを抜いてしまえば構わないが今回交換してまだ3kmしか走ってないし… (;´・ω・)

なので画像のようにセンタースタンドの左側のみに木端をかまして車体を右に傾けておく
たぶんこれでオイルが出る量を減らせるはずだ…

説明F
準備が整ったらカバーの周囲のボルトを外していく

説明G
カバーはガスケットで張り付いているのでマイナスドライバーでコジる

強引にやると損傷するので注意ね



ちなみに車体を傾けたおかげでオイルはたった3滴しか出てこなかった♪
(*´ω`*)

説明H
これでカバーが外れる

カバーに付いているのがステーターコイルだ

この車種はカバー側に付いているがエンジン側に付いている車種もある
その場合フライホイール(画像でいうとエンジン側の丸いヤツ)を外さなければならない
面倒やね… (;´Д`)

カバーからステーターコイルを外す
この車種はトルクスを使ってたな

説明I
右が外したステーターコイル
左が新品

うわっ!
見ての通り!
真っ黒だ!
こんなにも焼けちゃうモンだね…
(;・∀・)








あぁ…夕方から作業開始してのんびり撮影しながらやってたら暗くなっちゃったよぅ…

説明J
ココからが今回の交換作業で一番面倒で時間のかかる作業だ

それはガスケット剥がし! Σ(゚Д゚)

こびり付いてない場合はラクだが…
やっぱしこびり付いてるし!

エンジン内部に削りカスが入らないようにウエスで覆ってスクレーパーでチマチマと削っていく

説明K
もちろんカバー側もだ

ガスケットリムーバーを使えば作業は早くなる (´ω`*)

説明L
あんまし知られてないがエンジン側が分割してある場合は繋ぎ面に液体ガスケットを薄く塗っておくと良い

配線がカバーから外に出る部分にゴムが付いているがその部分にも液体ガスケットを塗っておく

画像撮り忘れ… (。-`ω-)


あとはガスケットを取り付けカバーを付ける
カバーを付ける際、強力な磁力によってフライホイールに引きつけられるのでちょっとビックリだ

説明M
説明Cのヒモを配線に結ぶ

説明N
なんとか隙間を縫ってカプラーが出てきた

カプラーを取り付けて作業終了!

説明O
アイドリングで13.9Vになりました!

メデタシメデタシ! (´ω`*)




しかしエンジンの回転数を上げると電圧が下がるという現象がでた
基準値は5000rpmで14〜14.8V
(ヘッドライトONでハイビーム時)
その条件で13Vしかない…

数か月にわたって原因追究したところ原因はハーネスの抵抗増だった
あぁ…今度はメインハーネス交換かよ…
今回は追加自作配線で直ったのでとりあえずは…