梅ぼしのたね 〜趣味の部屋〜

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サーキットテスター



コイツは電気部品の
・電圧
・電流
・抵抗
を測定する工具だ (゚Д゚)

一見難しそうにも見えるが、使い方を覚えてしまえばカンタンだ

画像はデジタル表示だが針のアナログもある
アナログは刻々と変化する電圧をリアルタイムで読み取れるが、扱い易いデジタルを買おう (´∀`)


関連項目
電気(直流)の基礎知識
バッテリー

あんまり分解することはないが…

この中で大事なのは電池とヒューズ

電池はデジタルが表示されなくなったり電池マークが点灯したら交換時期だ Σ(゚Д゚)

ヒューズは電流測定の際に間違ったレンジや許容範囲以上の電流が流れた場合に切れてしまう

切れても電圧や抵抗は測定でき、電流だけが測定できなくなる

ヒューズはホームセンターなどに売っているので、必ずヒューズに刻印されているアンペアと同じものを取り付けよう

中央にダイヤルがありレンジを変えて各々を測定する
@左上の青は直流電圧(V−)
A左下の緑は抵抗(Ω)
Bその隣の赤枠はダイオードテスト
Cトランジスタ電流増幅率測定
D赤は10A以下の電流
E右の青は直流電流(A−)
F右上の赤枠は交流電圧(V〜)
G上は電源OFF

使い終わったら必ずOFFにしておかないと電池を消費し続けてしまう

こんなにあっても改造や整備の際に多用するのは@AごくたまにDEだけだ
なのでそれらについて説明する
ちなみにCは使うことは無いでしょう
Fは交流なので家庭のコンセントなどの電圧を測定する
Bはダイオード(電気が一方通行にしか流れない)の方向測定をするためのレンジ
これも整備で使う機会はほぼ無いね (ノ∀`)タハー

レンジに関して例えば電圧でも20や200などあるが、その数値が最大測定表示なのでそれ以下の電圧を測定しよう
って、ただ表示の小数点が移動するだけなのでレンジを間違えても問題ない(電流測定は例外で後に説明)
レンジの単位として例えば
Vレンジが20→20V以下を表示
Vレンジが200m→200mV(ミリボルト)以下を表示
Ωレンジが20k→20kΩ(キロオーム)以下を表示
Aレンジが200μA→200μA(マイクロアンペア)以下を表示
※m(ミリ)は1/1000、例えば電圧の場合1V=1000mV(1mV=0.001V)
 μ(マイクロ)は1/1000000、例えば電流の場合1A=1000000μA(1μA=0.000001A)
  k(キロ)は1000倍、例えば抵抗の場合1Ω=0.001kΩ(1kΩ=1000Ω)
テスター棒について
テスターの先端は尖っているのでコネクターに差し込んで測定するが、手を離しながら測定したい場合やボディアースし続けておきたい場合先端をクリップ形状に変更することも可能だ v( ̄Д ̄)v

上の画像をもう一度見て頂きたい
テスター棒をテスターに差し込む位置に関して−棒は黒い穴に
+棒はその上の赤い穴だがもう一つ上に差し込む穴がある
見て頂ければ分かると思うががその穴の周りは赤く10Aのレンジになっている
つまり10Aレンジを使用する場合のみ+棒を差し替えないと測定できないのだ

1.電圧測定
整備&改造ではこの電圧測定が最も使う

オーディオ配線で12V配線を探すのによく使うね
修理の場合電気部品に電気がきているか確認するのに使う

+の端子にテスターの+棒、−端子にテスターの−棒を当てる
ただそれだけだ ( ´∀`)bグッ!

アースに関して画像ではボディアースしているが電球の−端子でも構わない(もちろん電球の−からバッテリーの−まで繋がっているからね)

例えばこのスイッチに12Vがきているか確認したい場合は+のコネクター裏の端子に+棒を差し込んで、−棒は車体の金属部分に当てる

レンジは車は12Vなので『20』でOKだ

そうすると12Vが表示されこの配線に電気がきているのが分かる

もしも間違って+−逆に当ててもデジタル表示された数字がマイナス表示されるだけなので問題ない
ということは+−逆だったというコトが判明する ( ´ー`)y-~~

先程説明した方法とは別にコネクターを外して回路が成り立っていない状態でも測定できる

とにかく電気がきているモノに+棒を、そして−棒をアースしてあげれば良いのだ ( ´∀`)bグッ!

つまりこのようにコネクターを外しても測定できるということだ

もちろん−棒はボディアースでも構わない (゚Д゚)






電圧を測定する注意として、例えばスイッチ以降の配線で電圧を測定する場合にはもちろんスイッチをONにしないと電気はこない

つまり電球にきている電圧を調べたい場合には電球のスイッチをONにしなければならない m9( ゚Д゚)

2.抵抗(導通)測定
抵抗をや導通を調べる

テスター棒に+−は無い
細かく言えば電気部品の測定したい回路にダイオード(電気が一方通行にしか流れない)には+−を合わせておこう

この画像のように各テスター棒を当てるとアースの配線の抵抗(この場合はボディの抵抗まで測定してしまうが…)と、抵抗が測定できるということは導通(断線していない)していることが分かる (゚∀゚)

例えばこの電球の場合には抵抗値は3.4Ωとなる
通常配線だけの抵抗であれば0に近いが途中電気部品(電球)が付いているので電球の抵抗も測定していることになる

そして測定できていると言うことは+棒と−棒間は導通しており、電球は切れていないことも分かる

車体上で測定する場合の注意事項は1本の配線がその先で他にも分岐されている可能性もあるため他の回路を経由して導通を含む測定をしてしまう (ノ∀`)アチャー
なので測定したい配線のコネクターを外して1本の配線として考えないといけないのだ

3.電流測定
電流は必ず配線を切り離してその間にテスター棒を接続させる
アース側でもOKだ
電流を測定する時はオルタネーターの出力電流や暗電流測定くらいじゃないかな?滅多に使わないね

ちなみにオルタネーターの出力電流を測定する場合+−どちらかのバッテリーターミナルを外してその間にテスターを接続させるが、出力電流は60〜80Aくらいあるのでこのテスターでは測定できない

クランプメーターを買ったらカンタンな測定方法を説明できるが…

分かりやすく?いうとこんな感じ
0.3A(300mA)だ

配線が繋がっていないのに電球は光る (;・∀・)ハッ?
それは電気がテスターを介しているからだ
こんな細いテスター配線だから大電流を測定できないのが分かるよね

電流測定の注意事項はレンジに関してだが、高いレンジで測定し徐々にレンジを下げていくのが基本となる
レンジ以上の電流が流れるとでヒューズが飛んでしまう (;´Д`)
自動車やバイクで10A以下の場合は常に10Aのレンジ&+棒の穴でOKだね