梅ぼしのたね 〜趣味の部屋〜

TOP工具測定機器>マイクロメーター

マイクロメーター



コレはノギス同様に細かなな厚さを測定するための測定器だ (゚Д゚)

測定単位は1/100mm、つまりは0.01mmまで測定できる

下は0〜25mm
上は50〜75mmまで測定できる

ココが測定する箇所 (゚∀゚)
※アンビルという

1/100mmまで測定できるからサビや汚れ、損傷があってはならない超重要箇所だ!

ちなみに画像左側の測定幅を調整する鉄の棒をスピンドルという

ダイヤルは2か所ある (・∀・)
@シンブル
緩める方向へ回せば測定面がどんどん開く
Aラチェットストップ
コチラもシンブルと同様だが一定以上のチカラをかけて回すと空回りするようになっている
ようはトルクレンチだ

では実際に測定してみよう
∠( ゚д゚)/

今回測定するのはこの鉄板

普通マイクロメーターはピストンなどエンジン内部の精密部品の径を測定するのに使うんだけどね…

まずはシンブルを緩める方向へ回してスピンドルを測定物の厚さ以上に開く

測定物を隙間に挟んだら再びシンブルを締める方向へ回してスピンドルを閉じていく
※この時測定物の近くまで閉じるだけで測定物を挟み込んでいない

最後にラチェットストップをゆっくりと締める方向へ回して測定物を挟み込む
ほとんどチカラを入れて締めなくてもラチェットストップがカチカチと空回りする

注意は勢いよく締めたりシンブルで締めないこと!

この時の目盛だ
スリーブに刻まれている目盛は主尺と言って@は1mm単位でAは0.5mm単位を示している
画像では@は3mmまで達していないので2.5mmとなる
Bは副尺と言って小数点以下の数値で主尺の横線と重なる部分の目盛を読む
画像では31、つまり0.31mmだ

最後に主尺と副尺の数値を足して2.5+0.31=2.81mmとなるのだ

もし副尺の目盛が中間付近だった場合は0.005と1/1000単位で目測で読むこともできる

ちなみにクランプをロックしておけばスピンドルが固定されるので安定して目盛を読むことが出来る

コチラは50〜75mm用のマイクロメーターだ

目盛は0に合わせてあるがこのように50mm開いている

もちろん他にもサイズが多々あるので測定物に合わせて用意しよう

精度を確認するには付属の基準棒を挟んで測定し目盛が0であることを確認する

もしずれている場合は付属の調整用スパナを使ってスリーブを回し0に合わせる

不安な人はメーカーに送って校正してもらおう (´・ω・`)