排気ガス発散防止装置(性能)の『性能』ってのは、排気ガス発散防止装置の基準は他にも複数あるのでココでは有害な排気ガスについて規制している『性能』について説明する(保安基準第31条)
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クルマの排気ガスには有害な成分が含まれているので、環境の為に極力少なくなるように自動車メーカーは日々ガンバって研究開発しているのだ ( ゚Д゚)
その基準は数値で表し、時代を経るごとにどんどん厳しくなってきている
車検時には『ガソリン車等のアイドリング規制』という基準があり、エンジン暖機後のアイドリング状態でマフラーに測定機器(排気ガステスター)のプローブという棒をマフラーから60cm程度挿入して測定する
ちなみにこの排ガステスターは数十万円と超高額&超精密機器なので一般人はなかなか手を出せない
欲しいなぁ… (´・ω・`) |
排気ガスの有害な成分として主に
一酸化炭素(CO)・
炭化水素(HC)・窒素酸化物(NOx)がある
車検時にはこの内のCOとHCについて測定する
それでは4サイクルエンジンの軽自動車、小型車、普通車の基準値を見てみよう
・軽自動車と小型車と普通車のCO
平成10年規制前…
4.5%以下
(車検証の型式で『E-』などアルファベット1つで始まるクルマ)
平成10年規制の小型車と普通車…
1%以下
(車検証の型式で『GF-』や『DBA-』などアルファベット2つや3つで始まるクルマ、GAとGBを除く)
平成10年規制の軽自動車…
2%以下
(車検証の型式で『GF-』や『DBA-』などアルファベット2つや3つで始まるクルマ)
・軽自動車と小型車と普通車のHC
平成10年規制前…
1200ppm以下
(車検証の型式で『E-』などアルファベット1つで始まるクルマ)
平成10年規制の小型車と普通車…
300ppm以下
(車検証の型式で『GF-』や『DBA-』などアルファベット2つや3つで始まるクルマ、GAとGBを除く)
平成10年規制の軽自動車…
500ppm以下
(車検証の型式で『GF-』や『DBA-』などアルファベット2つや3つで始まるクルマ)
・250cc以上の二輪車
初年度登録が平成12年9月以前…基準無し
初年度登録が平成12年9月以降…CO
4.5%以下、HC
2000ppm以下4.5%
初年度登録が平成20年9月以降…CO
3%以下、HC
1000ppm以下
※大型特殊自動車や2サイクルエンジンを除く
車検時にはこの数値以下になっているか測定されるが、通常は超えることは無い
超えてしまう場合は点火不良や燃料の噴射量に異常がある可能性が高い
それにドリ車で触媒を外したり、触媒付き二輪車のマフラー交換などで触媒を外しても基準値内になる場合もあるが、いくら基準値内であっても触媒が付いていなくてはならない別の基準があるからダメだよん
ちなみにディーゼル車の場合はこれらの基準は関係なく、黒煙の濃度を測定する
その基準についてはココでは説明しませんのであしからず… (・ω・)ノ